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ストレッチは筋肉を強く、大きくするのか?

2025 6/12
トレーニング方法論
2025年6月12日

 

 

 

 

 

ストレッチは筋肉を強く、大きくするのか?

最新の科学的エビデンスに基づくインフォグラフィック

目次

はじめに:ストレッチの新たな可能性

長年の間、柔軟性向上が主目的とされてきたストレッチ。しかし近年の研究では、長期間の継続的な実践が筋力や筋量にも影響を与える可能性が示唆されています。このインフォグラフィックでは、その効果の大きさと条件を科学的根拠に基づいて解説します。

筋力への効果は?

d = 0.30

(小さい効果)

統計的に有意な増加を示すものの、その効果量は「小さい」と分類されます。(Warneke et al., 2024)

筋肥大への効果は?

d = 0.20

(小さい効果)

筋力と同様、小さいながらも統計的に有意な筋肥大を引き起こす可能性が示されています。(Warneke et al., 2024)

1. ストレッチと筋力増強

長期間、計画的に静的ストレッチを行うことで、最大筋力は小さいながらも向上する可能性があります。しかし、その効果は誰にでも一様ではなく、特定の条件によって左右されます。

効果が出やすいのはどんな人?

運動習慣のない人は、活動的な人に比べて、ストレッチによる筋力向上効果が大きい傾向にあります。これは、神経系の適応が主な要因と考えられています。(Afounde et al., 2023)

⏰効果の鍵は「量」

筋力向上効果はストレッチの量に依存します。効果を最大化するには、十分な時間を確保することが重要です。

  • ▶
    1セッションの時間: 15分以上でより大きな効果
  • ▶
    介入期間: 長期間(数ヶ月)の継続が望ましい
  • ▶
    頻度と回数: 週あたりの頻度や反復回数が多いほど効果的

2. ストレッチと筋肥大

動物実験では劇的な効果が示される一方、ヒトにおいても長期間の静的ストレッチが小さいながら筋肥大を誘発する可能性が報告されています。こちらも、効果には条件があります。

筋肥大効果を高める要因

筋肥大効果は、ストレッチの総量(時間)と最も強く関連しています。また、意外にもトレーニング経験者の方が効果を得やすいという特徴があります。(Nunes et al., 2023)

💪新常識?セット間ストレッチ

筋トレのセット間に「負荷をかけた状態」でストレッチを行うと、特定の筋肉で追加の筋肥大効果が得られる可能性が示唆されています。

筋トレセット1
負荷伸張ストレッチ
筋トレセット2

3. なぜ効果があるのか?そのメカニズム

ストレッチによる筋力・筋肥大効果は、筋細胞に加えられる物理的な刺激が、一連の生理学的反応を引き起こすことで生じると考えられています。

持続的な機械的張力(ストレッチ)

mTOR経路の活性化

筋タンパク質合成を促進するシグナルがONになり、筋肥大を促します。

衛星細胞の活性化

筋の修復や成長を担う筋幹細胞が活性化し、筋線維の成長を助けます。

神経系の適応

運動単位の動員効率が上がり、より大きな力を発揮できるようになります(主に筋力向上に関連)。

4. 実践的な結論と注意点

ストレッチは筋力・筋肥大に寄与する可能性がありますが、万能ではありません。筋力トレーニングとの比較や、どのような状況で有効かを理解することが重要です。

評価項目 レジスタンストレーニング 静的ストレッチ
効果の大きさ 大 小
効率性(時間対効果) 高 低
主な目的 筋力・筋肥大の最大化 柔軟性向上、筋力・筋肥大の補助

ストレッチが有効な特定の状況

筋力・筋肥大の主役はレジスタンストレーニングですが、以下のような状況ではストレッチが代替または補助手段として価値を持ちます。

  • ✓傷害後のリハビリテーション初期で高負荷を避けたい時
  • ✓高齢者や虚弱な人々の筋力維持・機能改善
  • ✓トレーニング器具が使えない環境での筋刺激
  • ✓不動による筋萎縮の予防・軽減

総括

長期間・高用量の静的ストレッチは、筋力向上と筋肥大に小さいながらも貢献する可能性があります。しかし、その効果はレジスタンストレーニングに及ばず、効率性も低いため、あくまで**補助的な手段**または**特定の状況下での代替手段**と捉えるのが妥当です。目的を明確にし、適切にプログラムへ組み込むことが重要です。

本インフォグラフィックは提供された科学的レビューレポート(Warneke et al., 2024; Afounde et al., 2023; Nunes et al., 2023 等)に基づき作成されました。

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